資産の構築と運用の5つのステージ

資産を構築し運用して、より自由に生きるために。家計改善、株式投資、不動産投資、相続・贈与、マネーリテラシー等、新社会人からリタイア後世代まで全ての皆様に役立つ情報を発信していきます。

【ステージ4以降】その他の投資 債券投資とオルタナティブ投資

草の上の仮想通貨

 

ウィステリアファイナンス主筆です。

【ステージ4以降】資産ポートフォリオの運用 資産の増加と構成比率の調整」までは、世の中の主要な3つの投資対象である株式、債券と不動産のうち、株式と不動産のみ投資対象としてきました。

今回はそれ以外の投資として、債券投資オルタナティブ投資について説明します。

投資対象についてのおさらい

本ブログ『資産の構築と運用の5つのステージ』では、段階的に資産を構築し運用することを提唱しています。(資産の構築と運用の5つのステージの詳細はこちら)を参照お願いします。)

資産の構築と運用の5つのステージでは、資産ポートフォリオを段階的に構築します。
資産ポートフォリオは、以前に「【ステージ4】投資による資産構築の加速 考慮すべきは資産ポートフォリオ」で説明しました。資産を1種類に集中せずに分散して持つことで、リスクを軽減しつつ、ある程度のリターンを得るというものです。

 

資産には、金融資産実物資産があります。
それぞれの定義は以下の通りです。

  • 金融資産:形が無く、価値は他者に担保されているもの
  • 実物資産:形が有り、それ自体に価値があるもの

世の中の主要な投資対象を3つ挙げると、株式、債券そして不動産です。
このうち、不動産は実物資産、株式と債券は金融資産です。

 

金融資産である株式と債券を比較すると、一般的な傾向として株式のほうがハイリスク・ハイリターンです。
このため、投資の初期段階では、比較的ハイリスク・ハイリターンな株式に投資することをお勧めしました。
たとえ投資で失敗したとしても、後で挽回できる可能性が高いためです。

 

金融資産と実物資産にはいくつかの性格の違いがあります。それを挙げると次の通りです。

  • 実物資産は金融資産よりも価値の変動が緩やか
  • 実物資産はそれ自体に価値があるため、金融資産とは違って価値はゼロにはならない
  • 実物資産の価値は個々の物件の固有の事情によって変動する

資産ポートフォリオで種類の分散を図る場合は、性格の異なるものを組み合わせるが原則です。
このため、株式の次の投資対象としては、金融資産である債券よりも実物資産である不動産をお勧めしました。

債券投資

世の中の主要な3つの投資対象のうち残るは債券です。

株式と不動産に投資したうえで、資金にまだ余裕がある方々は、追加で債券に投資して何の問題もありません。
これにより金融資産の中でさらに種類の分散を図ることができます。

ただし、債券は株式の補完として考えて、資産ポートフォリオの構成比率で債券は株式を超えないようにするのが望ましいです。

オルタナティブ投資

世の中の主要な3つの投資対象である株式、債券と不動産以外への投資は、オルタナティブ投資と総称されます。オルタナティブ投資代替投資とも呼ばれます。

オルタナティブ投資には、歴史が古いものから新しいものまで様々です。例を挙げると以下の通りです。

このうち、太陽光発電のみ「資産を保有中に得られる利益」であるインカムゲインを得られます。 他は「資産価値の上昇による利益」であるキャピタルゲインのみです。
(インカムゲインキャピタルゲインの概念につきましては、「【マネーリテラシー】インカムゲインとキャピタルゲイン 金の卵を産むガチョウ」を参照お願いします。)

 

近年話題の仮想通貨への投資は、典型的なハイリスク・ハイリターンです。
株式の主要なインデックスファンドは、例え一時的に暴落したとしても、定額を積み立て投資し続けることでいつか報われる可能性が高いことが、長年の歴史で実証されています。
しかし仮想通貨にはそのような歴史はありません。価格が下がり続けてそのまま終わりの可能性もあります。
初期に投資して利益を確保している人々は別として、利益が出ていないのに積み立て投資を続けることは絶対にお勧めしません。

 

金・銀・プラチナ(地金)への投資は、ローリスク・ローリターンです。
特に金は「有事の金」と呼ばれ、為替や株式の市場が荒れた際の退避先になっています。(2019年も上昇しています。)

 

アンティークコイン、書画骨董品および宝飾品も、ハイリスク・ハイリターンです。

業者のほうが圧倒的に情報を持っている世界ですので、まず信頼できる業者を見分けなければいけません。あるいは、真の価値を見抜く鋭い審美感・鑑定眼と深い教養を自分自身で持つか。そうでなければ、相場より高く売りつけられたり(最悪は偽物を売りつけられたり)、安く買いたたかれたりするのがおちです。
掘り出し物を入手して高い利益を得るためには、インナーサークルと呼ばれる、なかなか表に出てこない裏情報をつかむための人脈が必要とされます。
いずれにせよ玄人の世界ですので、仕事のかたわらで資産運用を行っている人々は近づかないほうが無難です。

 

株式、不動産と債券に投資したうえで、資金にまだ余裕がある方々は、追加でオルタナティブ投資をしてもよいと思います。
特に金(地金)は資産の分散先として定評があります。
ただし、オルタナティブ投資には超ハイリスクで投機に近いものもありますので、資産ポートフォリオにおける構成比率を低く限定するように気をつけましょう。 目安としては、合計で10%以下です。

おわりに

今回は債券投資とオルタナティブ投資についてを書きました。

株式と不動産に投資したうえで、資金にまだ余裕がある方々は、資産ポートフォリオに追加することを考えてもよいでしょう。
ただし、オルタナティブ投資には超ハイリスクなものもありますので、資産ポートフォリオにおける構成比率を低く限定するように気をつけましょう。
これらの投資についても、後日、書く予定です。ご期待ください。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆様のお役に立てましたら幸いです。

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