「【ステージ2】投資優遇制度の活用 企業型年金、iDeCo(個人型確定拠出年金)およびNISA」の紹介
本ブログ『資産の構築と運用の5つのステージ』の>新しい読者の皆様に向けて、5つのステージとはどのようなものなのかをステージ毎に紹介しています。
今回は【ステージ2】投資優遇制度の活用 企業型確定拠出年金(DC)、iDeCo(個人型確定拠出年金)およびNISAについてです。
【ステージ2】は、企業型年金、iDeCo(個人型確定拠出年金)、NISAといった投資優遇制度を活用した投資を開始するステージです。
【ステージ2】の目標
本ブログでは、段階的に資産を構築し運用することを提唱しています。
その最初の段階が【ステージ1】です。【ステージ1】では、毎月の家計の収支を黒字にして、投資資金を捻出し続けることが出来るようにします。
次に【ステージ2】に進みます。
【ステージ2】では、毎月、資金を積み立てて投資します。
【ステージ2】の目標は「投資優遇制度を活用すること」です。
「貯蓄から投資へ」のスローガンのもと、政府はいくつかの投資優遇制度を用意してくれていますので、これを活用しない手はありません。
投資優遇制度には以下のものがあります。
本ブログでは、特に企業型確定拠出年金(DC)、iDeCo(個人型確定拠出年金)とNISAの活用法について書いていきます。
企業型確定拠出年金(DC)
企業型確定拠出年金(DC)とは
企業型年金は企業が任意で用意する年金です。国民年金、厚生年金、共済年金等の公的年金に上乗せする形で存在しています。
企業年金には主に確定給付企業年金と企業型確定拠出年金(DC)があります。
確定給付企業年金では、運用は企業側で行います。このため個人で裁量出来ることは何もありません。
これに対して、企業型確定拠出年金(DC)は、運用は個人で行うことができます。
企業型確定拠出年金(DC)の注意点
企業型確定拠出年金(DC)の運用の結果は自己責任ですので、どう運用するか注意が必要です。
本ブログでは、企業型確定拠出年金(DC)の運用方法について書いていきます。
詳細は以下の記事を参照お願いします。
wisteriafinance.hatenablog.com
iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
iDeCo(個人型確定拠出年金)は個人が任意で用意する年金です。公的年金、企業型年金に上乗せする形で存在しています。
企業型年金と異なり、自営業者も専業主婦(夫)もiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入することができます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は個人で任意に加入するものです。
毎月の拠出金は自分で設定することができます。拠出金額の上限は職業により異なります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)の注意点
iDeCo(個人型確定拠出年金)の注意点は、あくまでも年金ですので、原則は60歳になるまで受け取れないということです。まとまったお金が必要になったからといって、iDeCo(個人型確定拠出年金)を解約して拠出金を引き出すということはできません。
毎月資金を積み立てて投資することは重要ですが、積み立ては無理のない範囲で行うのがお勧めです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)の運用は個人で行います。その運用の結果は自己責任ですので、どう運用するか注意が必要です。
本ブログでは、iDeCo(個人型確定拠出年金)の運用方法について書いていきます。
詳細は以下の記事を参照お願いします。
wisteriafinance.hatenablog.com
NISA
NISAとは
企業型年金とiDeCo(個人型確定拠出年金)の掛け金を拠出したうえで、なお余裕があれば、次はNISAの活用を考えます。
NISAは年金ではありませんので、いつでも引き出すことができます。より自由度が高い制度と言えます。
NISAには一般NISA、つみたてNISAとジュニアNISAの3種類があります。
NISAの注意点
一般NISAとつみたてNISAでは、同じ年にはどちらか一方でしか拠出できないという制約があります。このため、どちらを選択するかに注意が必要です。
一般NISAは非課税期間は最長5年です。ロールオーバーという手続きを取ることで、6年目以降も継続して非課税で運用することが可能です。
5年のうちにいったん売却するか、ロールオーバーするかに注意が必要です。
ジュニアNISAは未成年の子供の名義の口座で親権者が運用するもので、他の2種類とは性格が異なります。
ジュニアNISAは名義人が少なくとも18歳になるまでの運用が想定されています。非課税期間は最長5年ですが、ロールオーバーで、6年目以降も名義人が20歳になるまで非課税で運用することが可能です。
一般NISAとつみたてNISAを活用してまだ資金に余裕がある場合は、ジュニアNISAを活用します。(もちろん対象となる0歳から19歳のお子様がいることが前提です。)
NISAの運用は個人で行います。その運用の結果は自己責任ですので、どう運用するか注意が必要です。
本ブログでは、3種類のNISAとそれぞれの活用方法について書いていきます。
詳細は以下の記事を参照お願いします。
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投資の対象
企業型確定拠出年金(DC)、iDeCo(個人型確定拠出年金)およびNISAでは、何に投資すればよいでしょうか?
本ブログでは、日本株のインデックスファンドに投資することをお勧めします。日本株の代表的なインデックスは、日経平均とTOPIXです。
以下のポイントで検討した結果です。
- 地域は国内か海外か
- 種類は株式か債券か不動産か
- 株式の場合、個別株かインデックスファンドか
詳細は以下の記事を参照お願いします。
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おわりに
今回は【ステージ2】について書きました。
せっかく政府が用意してくれている投資優遇制度ですので、活用しない手はありませんね。
次回は【ステージ3】です。海外資産を加えて資産ポートフォリオを展開していきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆様のお役に立てましたら幸いです。
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