【ステージ1以降】家計のコストパフォーマンスには価値観が問われる
以前に「【ステージ1以降】支出は3つの分類で減らす」において、資産を構築するために考慮すべきことの1つが、支出を減らすことであることを説明しました。それにより、毎月の家計の収支を黒字にして、投資の資金を捻出し続けることができますから。
今回は支出を削減するために必要な考え方として、コストパフォーマンスについて考えてみます。
コストパフォーマンスの概念
コストパフォーマンスは、あるものにコスト(費用)をかけてパフォーマンス(性能)を得る場合に、コストに対して得られるパフォーマンスの度合です。
コストパフォーマンスが高い(良い)ものは低い(悪い)ものに比べて、同じ費用をかけても得られる性能が高い、ということです。
コストパフォーマンスと同様な意味の言葉に費用対効果があります。
もともとコストパフォーマンスはビジネスの世界の言葉でした。
最近はコスパと略されて、日常会話にも使われるようになっています。 「あのレストランのランチセットはコスパが高い。」とか。
この場合、「コスパが高い」とは「お得だ」とか「お値打ちだ」という意味です。
日常使いでは、コストパフォーマンスを費用に対する価値と考えるとしっくりきます。これからこの意味で使用します。
コストパフォーマンスの家計への適用
家計にもコストパフォーマンスの考え方を適用できます。 以前に以下の記事で書いたことが、まさにこのことです。
wisteriafinance.hatenablog.com
通常、コストパフォーマンスは、同じカテゴリーのものを比較するのに用います。例えば「昼食に食べるもの」のカテゴリーで、いろいろなお店やそのメニューのコストパフォーマンスを比較するわけです。
ここで一歩進めて、コストパフォーマンスの考え方を家計全体に適用することを考えます。
その場合、別のカテゴリー間での比較にもコストパフォーマンスの考え方を用いることができるのではいないでしょうか。
家計の支出には、衣食住、教育、娯楽、等のカテゴリーがあります。これらの間でもコストパフォーマンスを比較するのです。
実際にはそう意識せずとも実施していると思います。
コストパフォーマンスと価値観
世の中のほとんどの人々は、衣食住、教育、娯楽、等の全てのカテゴリーにこだわりきるのに十分な収入はありません。
そのため、限られた収入から投資資金を差し引いて支出を定めて、その限られた支出を各カテゴリーに配分する必要があります。
この支出の配分で考えることは、限られた支出で得られる価値を最大化することです。まさにコストパフォーマンスの最大化ですね。
どのカテゴリーにどれだけこだわるかを決めて支出を配分します。
ここで問われるのが価値観です。より大げさに言うと人生観です。
自分を見つめ直して、価値観を明確にする必要があるでしょう。ご家族ですり合わせる必要もあるでしょう。
自分は衣にこだわるからファッションと美容にお金をかける、自分は住にこだわるから一戸建持ち家にする、等々。
もちろん、収入は全て使い切る、将来に備えて投資などしない、という価値観もあるでしょう。人それぞれですから、それはそれで尊重します。
おわりに
今回はコストパフォーマンスについて書きました。
家計のコストパフォーマンスには価値観が問われます。限られた支出で得られる価値を最大化するようにしっかりと考えたいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
皆様のお役に立てましたら幸いです。
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