【ステージ1以降】支出を減らす3つの方法 3つの分類、3つの質問、コストパフォーマンス
資産を構築するためには、毎月の家計の収支を黒字にして、投資の資金を捻出し続けることが重要です。
そのためにすることは、収入を増やし、支出を減らすことです。
今回は、支出を減らす方法を3つ紹介します。
支出を3つに分類して減らす
まずは大前提として支出を把握することが必要です。(把握できていない方々は、以前に「【ステージ1以降】家計の収支の把握と分析のために家計簿を作成しよう」で、家計簿について書きましたので、参照をお願いします。)
支出は以下の3つに分類して管理するのがお勧めです。
- 定常費 : 生活に必須であり、毎月発生する費用
- 特別費 : 生活に必須であるが、毎月は発生しない費用
- 娯楽費 : 生活に必須ではない費用
次に3つの費用の削減のポイントについて書きます。
定常費
一旦削減したら、毎月効果が自動的に継続する性質があるため、家計改善効果は大きいです。
逆に、一旦購入したら、後で見直すことが難しいものが多いため、これから契約する際には十分に検討しましょう。
金額が大きなところから見直すのが鉄則です。
特別費
1年の予算を設定し、計画的に使用するのが肝心です。
季節ものは売りつくしセールが始まってから買う等、購入の時期に注意しましょう。
また予算を数年単位で計画的に設定して、買い替えの頻度を見直すのもお勧めです。
娯楽費
合言葉は「ラテマネーに気をつけろ!」です。 ラテマネーとは「日々の生活の中で何気なく使っている小さな出費」のことでまさに「塵も積もれば山となる」です。
なんとなく習慣になっていて支出を続けているが、実際には満足度は低いことも多いです。 一度、生活習慣を見直すことをお勧めします。毎月これほど使っていたのかと必ず驚きます。
ラテマネーにつきましては、詳しくは以下の記事を参照お願いします。
wisteriafinance.hatenablog.com
本節につきましては、詳しくは以下の記事を参照お願いします。
wisteriafinance.hatenablog.com
支出を削減するための3つの質問
新しくもの(物品やサービス)を買う前に、その必要性についてもう一度考えてみる習慣を身につけることは、支出を削減するためにとても重要です、
新しくものを購入する前に問いかけるべき3つの質問として、以下を提案します。
- 本当にそれを買う必要があるのか?
- その商品にする必要があるのか?
- その買い方でよいのか?
以下、詳しく説明します
[質問1]本当にそれを買う必要があるのか?
衝動買いはついやってしまいがちです。
これを防ぐためには、少し時間をおいて冷静になってから、本当に必要と判断したものを計画的に購入しましょう。
また「それを買わなくても別のもので代替できるのではないか?」という問いかけも重要となると思います。
ものを買うということについ意識をとられがちですが、そのものの機能や効果に注目して、それを実現する代替手段を考えるのです。既に持っているもので代替できるかもしれませんし、より安いものですむかもしれません。
[質問2]その商品にする必要があるのか?
同じ商品カテゴリーにも、世の中には様々な商品があふれています。それぞれ、品質、ブランド、デザイン、等が異なっており、価格にも差があります。
ここで気をつけたいのは、過剰品質のものを選んでしまうことです。通常、高品質なものは高価ですから。自分にとっての適正品質と適正価格を見極めて商品を決めることをお勧めします。
ブランドやデザインも曲者で、同等の機能の商品の価格がこれによって大きく違ってきます。これらについても、自分がどこまでこだわるかを考えた上で商品を決めることをお勧めします。
[質問3]その買い方でよいのか?
買い方とは、どこで買うか、いつ買うか、どう支払うか、といったことです。同じ商品でも買い方によって差が出ます。
同じ商品でも店によって値段が違うことは多々あります。専門店、量販店、デパート、スーパー、ドラックストア、コンビニ、リサイクルショップ、ネット販売等、世の中には様々な種類の店があります。同じ商品ならなるべく安いところで買いましょう。
他の店ではいくらで売っているか考えずに、いつもの習慣で同じ店で買っていることもあるので注意しましょう。
同じ店でも、バーゲン、特売日やタイムセールのように買うタイミングによって値段が違うこともあります。
支払い方法(クレジットカード、QRコード決済等)によっても実質的な価格が異なります。また利用できるクーポンは必ず利用しましょう。
ボリュームディスカウントが効く場合もあります。継続的に購入すると決めた定番品は、大容量の商品を選んだり、数個セットで割引がある場合はそれで買うとよいでしょう。
本節につきましては、詳しくは以下の記事を参照お願いします。
wisteriafinance.hatenablog.com
家計とコストパフォーマンス
コストパフォーマンスの概念
コストパフォーマンスは、あるものにコスト(費用)をかけてパフォーマンス(性能)を得る場合に、コストに対して得られるパフォーマンスの度合です。
コストパフォーマンスが高い(良い)ものは低い(悪い)ものに比べて、同じ費用をかけても得られる性能が高い、ということです。
もともとコストパフォーマンスはビジネスの世界の言葉でした。
最近はコスパと略されて、日常会話にも使われるようになっています。日常使いでは、コストパフォーマンスを費用に対する価値と考えるとしっくりきます。
コストパフォーマンスの家計への適用
家計にもコストパフォーマンスの考え方を適用できます。
通常、コストパフォーマンスは、同じカテゴリーのものを比較するのに用います。例えば「昼食に食べるもの」のカテゴリーで、いろいろなお店やそのメニューのコストパフォーマンスを比較するわけです。
ここで一歩進めて、コストパフォーマンスの考え方を家計全体に適用することを考えます。
その場合、別のカテゴリー間での比較にもコストパフォーマンスの考え方を用いることができるのではいないでしょうか。
家計の支出には、衣食住、教育、娯楽、等のカテゴリーがあります。これらの間でもコストパフォーマンスを比較するのです。
世の中のほとんどの人々は、衣食住、教育、娯楽、等の全てのカテゴリーにこだわりきるのに十分な収入はありません。
そのため、限られた収入から投資資金を差し引いて支出を定めて、その限られた支出を各カテゴリーに配分する必要があります。
この支出の配分で考えることは、限られた支出で得られる価値を最大化することです。まさにコストパフォーマンスの最大化ですね。
どのカテゴリーにどれだけこだわるかを決めて支出を配分します。
ここで問われるのが価値観です。より大げさに言うと人生観です。
自分を見つめ直して、価値観を明確にする必要があるでしょう。ご家族ですり合わせる必要もあるでしょう。
本節につきましては、詳しくは以下の記事を参照お願いします。
wisteriafinance.hatenablog.com
おわりに
今回は支出を減らす方法を3つ紹介しました。
賢明に堅実に支出を削減して、投資の資金を捻出し続けましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
皆様のお役に立てましたら幸いです。