【マネーリテラシー】ラテマネーに気をつけろ! 衝動買いが浪費の習慣化に
本ブログではマネーリテラシーとして資産運用に役立つ知識を紹介していきます。
今回はラテマネーについてです。
ラテマネーとは「日々の生活の中で何気なく使っている少額の出費」のことです。この言葉は皆様もどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?
ラテマネーの概念
ラテマネーについては、以前にも以下の記事でふれましたが、書き足りないところがありましたので補足します。
wisteriafinance.hatenablog.com
ラテマネーとは「日々の生活の中で何気なく使っている少額の出費」のことです。
アメリカの資産アドバイザーであるデヴィッドバッグ(David Bach)さんが著書『The Automatic Millionaire (ザ・オートマチック・ミリオネア)』で提唱した造語のようです。
ラテマネーの代表例が、外出した際にふとスターバックスで買ってしまうカフェラテです。自販機で買う炭酸飲料や缶コーヒー、コンビニや売店で買ってしまうお菓子や菓子パンもそうですね。他にもいろいろあります。
1つ1つは小さな出費でも、「塵も積もれば山となる」で、多額の出費につながります。
試しに1ヶ月間、記録をとってみるといかがでしょうか? 予想以上の金額になっていて驚くのではないでしょうか。
ラテマネーもたらす悪習
ラテマネーは家計の収支悪化につながる問題です。ただし、ラテマネーそのもの以外にも、それがもたらす2つの悪習があります。それらが更に家計の収支悪化につながります。
- 習慣化
- 衝動買い傾向の助長
1. 習慣化
ラテマネーもたらす悪習の1つめが習慣化につながるということです。
1回の出費ですとそれほどでもない金額でも、毎日の習慣となると桁が違う出費となります。
ある朝、出勤時にスターバックスでカフェラテを買ったところ、とても美味しく感じた。
ある日、残業前にエナジードリンクを買ったところ、リフレッシュして仕事に集中できた。
これらの単発の行為が習慣化することがあります。
気を付けたいのは、惰性で習慣を続けてしまうことです。
体調、天候、その他の理由によって、美味しくなかったり、効果が実感できなかったりで、あまり満足出来ない日がある。それでも、なんとなく続けてしまう。そんなことになりがちです。
この対策は、一旦、習慣を止めてみることです。
一定期間止めた上で、やはり必要な習慣だということでしたら、習慣を続けることを選択し直すのもありと思います。
ただし、その際も、出費を減らす工夫をしたほうがよいと思います。似た効果を持つが低価格の代替品に切り替える、まとめ買い等で安く購入する、等の手段があります。
2. 衝動買い傾向の助長
ラテマネーもたらす悪習の2つめが衝動買い傾向を強めるということです。
ラテマネーはつまるところ衝動買いです。1回の出費が少額なだけです。
少額の買い物で衝動買いを続けると、それが当たり前になってしまいます。その結果、より多額の買い物でも衝動買いを行うようになります。通信販売で宣伝につられて結局使わなかったものを買ってしまったり、何かの理由をつけて高価なブランド品を買ってしまったり、と。
普段から衝動買いはしないように注意しましょう。
おわりに
今回はラテマネーについて書きました。
ラテマネーだけでも問題ですが、それがもたらす2つの習慣が家計の収支悪化につながりますので注意しましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆様のお役に立てましたら幸いです。
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